「不器用だから、ラッピングはいつもお店任せ」という方も多いのではないでしょうか。ですが、せっかくのギフトですから、ラッピングにもちょっとこだわりが欲しいもの。こちらでは、どなたにも簡単にできて、相手の印象に残るすてきなラッピングをご紹介します。
ギフトの多くは箱に入っている場合が多いので、包み方を覚えておくととても便利です。手先が器用ではない方でも簡単に出来るので、おすすめです。空き箱と大き目の紙を用意して、練習してみてはいかがでしょうか。
うまく出来れば自信がつきますし、様々な形状のギフトにも対応できるようになります。早くギフトを包んでみたくなるかもしれませんね。
センスのいいギフトラッピング特集
●ボックス型のお菓子には箱型ラッピングで
箱型ラッピングの中で最もポピュラーで簡単なのが、「キャラメル包み」と呼ばれるラッピング方法です。
その名の通り、キャラメルのように包装紙で箱をくるむ方法。裏返した包装紙に、こちらも裏返した箱を乗せて、左右から折り、余った上下の包装紙を四角に折りたためば完成。どれくらいの大きさの包装紙を用意すればわからないという方には、箱のサイズを入力するだけで、包装紙の大きさを計算してくれる便利なサイトもありますよ。
簡単ですがきちんと包めますので、見た目も二重丸。この時ポイントとなるのが、最初に裏返した包装紙の右端だけを2ミリほど折り返しておく、「化粧折り」というテクニックです。ひと手間かけるだけで、ギフトの見栄えがグッとアップしますよ。頂いた方も、「丁寧なラッピングだなあ」と感動してくれること、間違いなしですね。
●小物にはリボンを結ぶだけのキャンディ包みがおすすめ
次にご紹介するのは、「キャンディ包み」と呼ばれる方法です。
箱の下側の折り方はキャラメル包みと同じですが、こちらは余った上部をきゅっと絞って、リボンで結ぶという方法。特に、小物のギフトにおすすめのラッピングです。包装紙とリボンの色を合わせれば、たとえ小さくても存在感は抜群。
これからのクリスマスシーズンには、グリーンや赤のリボンもカワイイですね。また、リボンや包装紙をゴールドやシルバーにすればゴージャス感が出せますし、和紙にしても雰囲気がよさそうです。
リボンの多色使いも可愛いのでは?キャンディ包みは、上の部分を絞る必要があるため、包装紙はキャラメル包みより大き目のものをご用意ください。
リボンをかけるのが難しい場合は、絞った部分を一度ゴムや細いワイヤーなどで留めると簡単です。キャラメル包みもキャンディ包みも、時間をかけずにサッと包めるのに、見た目がとてもおしゃれなところが大きな魅力と言えそうです。
●スクエア包み
では、ホールケーキや繊細なガラス細工など、ひっくり返せないギフトが入った箱のラッピングは、どうすればいいのでしょうか。そのような時におすすめなのが、「スクエア包み」と呼ばれるラッピング方法。
その名の通り、正方形の箱を包むのに適しているのだそうです。やり方は、正方形の包装紙の角が上に来るように置き、その上に箱が、包装紙に対して90度になるように置きます。そして後は手前、左、右、奥の順番で折りたたんでいきます。
この時、左右の紙を2ミリくらい織り込んでおくと、とてもきれいに仕上がります。
最後に、可愛いシールなどで留めれば完成。こちらも比較的簡単に包めますし、箱をひっくり返さなくてもいいので便利ですね。これからのクリスマスシーズンに、ケーキをおしゃれな包装紙でラッピングしてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
●丸い箱には筒包み
キャンディやクッキーが入った丸い缶。箱に入れたままラッピングしてももちろんオーケーですが、ちょっとひと工夫してオリジナルギフトを作りたいという方には、「筒包み」がオススメです。
まず、ぐるっとまわりに包装紙を一巻きしたら、ずれないようにセロハンテープなどで留めます。次に、テーブルなどに近い下の部分から、タックを取りながら折りたたんでいくという方法です。こちらは包みのに多少時間がかかりますし、包装紙も多目に必要ですが、その分見た目がとてもおしゃれ。
あなたの思いのこもったラッピングに、相手の方も感激されることでしょう。特に、可愛い物大好き女子にプレゼントしたら、大喜びしてくれそうですね。タックを深めにとって、その間に小さなメッセージカードを挟めば、さらにオシャレ度アップ。
開けるのがもったいないくらいのすてきなラッピングになりそうです。
●風呂敷ラッピング
最後にご紹介するのは、風呂敷を使ったラッピング方法。風呂敷は柄も色も様々ですし、包装自体が素敵なプレゼントになっているのも魅力的ですね。風呂敷を使ったラッピング方法で特におすすめなのが、ワインや日本酒などの瓶です。
裏返した風呂敷の真ん中に瓶を乗せ、対角線の角と角を結んだら、残りの二つの角を持ってぐるっと瓶の周りを一周させてから結ぶと、結び目が2つ出来てとてもキュート。他にも、2本の瓶を包むやり方もあります。
そして、嬉しいのは風呂敷の上部を輪っかにして結んでおけば、そのまま持ち運びできる点。わざわざラッピングしたギフトを入れる袋を用意しなくて済みますから、エコにもつながりますね。相手の方も風呂敷はきっと重宝して下さるはずです。
日本伝統の風呂敷、あなたもおしゃれなラッピングに活用されてはいかがでしょうか。
ラッピングというと、「難しそう。」「何だか面倒くさそう。」と敬遠されている方も多いかもしれません。
しかし、今回ご紹介した方法は、どなたでも比較的簡単にできるものばかりです。お店のラッピングもとてもおしゃれですが、たまにはオリジナルの包装紙を使って、ひと手間かけてみませんか?ギフトをもらった相手の方の喜びも倍増するはず。
もし少しくらい失敗してしまっても、それもご愛嬌なのではないでしょうか。これからの季節、クリスマス、忘年会や新年会、そしてバレンタインと、楽しいイベントが続きますね。オリジナルラッピングで、世界に一つだけのギフトをお考え頂ければ幸いです。